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イベントレポート

2011/10/04
「がん検診企業アクション 東京セミナー」を開催しました

2011年9月16日、全国7ブロックセミナーの第一弾として、東京・港区のニューピア竹芝にて「がん検診企業アクション 東京セミナー」を開催しました。
▲会場では推進パートナー新規参加の相談も受付けました   ▲東京セミナーでは開場間もなく席が埋まるほどの盛況ぶりでした
事務局から事業概要と活動実績を紹介
司会者からセミナーの趣旨とプログラム説明が行われた後、紹介を受けて厚生労働省健康局総務課の押木智也氏が壇上へ。厚生労働省がん対策室長/鷲見学氏からのメッセージを代読する形で、1981年以降、『がん』は変わらず日本人の死亡率1位であり、その国家対策として『がん検診受診率50%達成』を目指していること、がん検診企業アクションに期待を込めていることについて説明がありました。
続いて、がん検診企業アクションの松本事務局長が登壇。年間約70万人が『がん』に罹患し、そのうち約34万人が死亡していること、近年は特に20代・30代の働き盛りの女性に『がん』が増えていることなどを紹介し、本プロジェクトの目的と意義を語りました。そして会場のプロジェクターに『がん検診の国際比較』が映し出され、先進諸外国に比べてきわめて低い日本の受診率データが示されると、会場からどよめきが。
続いてこれまでの活動実績を振り返る映像が映されました。昨年度(2010年4月~2011年3月)の実績として、がん検診50%全国大会、東京・京都で開かれた推進パートナー勉強会を紹介。併せて今年度のがん検診50%全国大会が10月15日に駒沢公園で開かれることが発表され、そのほかWebサイトでの啓発活動、推進パートナー企業の取り組みをまとめた小冊子の発行などが事業活動の一例として紹介されました。
またプロジェクトには現在、47都道府県の620社・団体が参画(2011年9月9日時点)し、参画企業では5大がんの検診受診率が確実に上がっているというデータを紹介。事務局長から推進パートナー企業の取り組みについて謝意を述べた後、今後はより精度の高い(ガイドラインに基づいた)検査も検討してほしいとの課題を提起しました。
▲厚生労働省健康局総務課の押木智也氏
東大・中川准教授による基調講演
セミナーのメインプログラムである基調講演には、がん検診企業アクションアドバイザリーボード座長として『がん対策』に取り組む中川恵一先生(東京大学医学部付属病院放射線科准教授)が登場しました。壇上に立った中川先生は、まず『がん全体に対する正しい知識を持ち帰って各職場で啓発活動をしてください』と呼びかけ、『がん』は細胞分裂の過程で起こる複製ミスであることなど、『がん』発生のメカニズムを詳細に説明しました。
講演では『がん』発生リスクの約1/3は喫煙・受動喫煙にあって、そのほか全ての生活習慣が1/3を占めること。つまり生活習慣を正すことでリスクの2/3は無くなるが、残りの1/3は残念ながら運だということも語られました。どんなに生活習慣に留意しても『がん』になる可能性がある限り、病気で死なないためには早期発見しか方法がなく、早期発見には『がん検診』がきわめて有効であることが、さまざまなデータとともに説明されました。
また、先生は『医学は着実に進化しているものの、がんに夢の治療法はない』とし、例えばここ40年にわたって、肺がんの罹患率と死亡率の差に変化がない(かかると死亡する率が高い)のは、画期的な治療法が生まれていない証明だと指摘。子宮頸がんも例にあげ、治癒率はステージによって異なり、第1期では40年前も今も82%程度が治ること、近年の死亡率低下は早期発見が増えたためと解説しました。
そして『がん』全体では早期発見の5年生存率は60%以上で、胃がん・大腸がんは早期手術でほぼ100%が治癒することが語られると、会場にもあらためて早期発見の重要性が認識されたようでした。先生はさらに、乳がんを例に早期発見の重要性を説明。病巣が約1cm大になると『がん』を確実に発見でき、2cm大までは早期発見でほぼ治ること、1cmから2cmになるには2年弱の時間を要するので、定期検診が早期発見につながると説明しました。
講演の終盤には、早急な対策が望まれる分野として子宮頸がんが取り上げられました。欧米ではワクチン接種と検診が進み『過去のがん』と言われる子宮頸がんが、日本で急増している問題点が指摘され、学校教育の必要性にも言及。先生はこれを一例として、日本においては5大がん全体にさらなる取り組みが必要であると述べ、併せて当プロジェクトが果たす啓発の役割もきわめて大きいと語りました。そして参加者が熱心に耳を傾け、ときにメモを取る場面も見られるなか、約1時間30分の基調講演が終了しました。
▲喫煙、飲酒、運動不足、野菜が少ない肉中心の食事などが、『がん発生』のリスクを大きくすると語る中川先生   ▲長寿国日本は世界一の『がん大国』で、その対策が急がれると語る中川先生
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